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JIS K7097
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JIS K7097:2017 pdfダウンロード。一方向炭素繊維強化プラスチック帯板材 Unidirectional carbon fiber reinforced polymer strips a) CFRP帯板材の中からサンプリングした,所定の長さの試料から必要分を切り出しする。 なお,切り出し位置は,CFRP帯板材の幅方向の両端部が入らないように中央部からサンプリングする。 b) CFRP帯板材及びタブの接着面を,サンドブラストするか,又は目の細かい研磨紙で研磨する。 c) CFRP帯板材を,平たん(坦)な面に静置し,タブ接着面に接着剤を塗布し,タブを貼り付ける。 なお,接着剤は,CFRP帯板材の最大引張荷重に耐えられる引張せん断接着強度をもつものを用いなければならない。その種類は,常温硬化型の接着剤又は接着フィルムを用いることを推奨する。 d) タブ接着剤硬化後に,試験体の形状に沿って,CFRP帯板材から幅方向に10 mmで切り出しする。 なお,タブにアルミニウムを用いる場合は,CFRP帯板材から試験体を切り出した後に,アルミニウムタブを接着するのがよい。 9.2.1.2.2 試験体B a) CFRP帯板材の中から,サンプリングした,所定の長さの試料から必要分切り出しする。 なお,切り出し位置は,CFRP帯板材の幅方向の両端部が入らないように中央部からサンプリングする。 b) 長さ方向に切り出ししたCFRP帯板材から,幅方向に10 mmで切り出しする。 c) 鋼管定着体は,引張試験時に降伏することなく引張力に耐えられる材質を選定する。 d) 鋼管定着体に挿入し,かつ,膨張セメントで締め付けるCFRP帯板材の部位は,目の細かい研磨紙で研磨し,付着したほこり,油などをシンナーなどの溶剤で除去する。 e) CFRP帯板材を鋼管定着体に挿入する。その際に,鋼管定着体両端部にスペーサーを設置し,材軸方向を一致させて,CFRP帯板材と鋼管定着体とが膨張セメントを充塡するときにずれないようにする。 f) 膨張セメントを充塡した試験体は,充塡した膨張セメントペーストが十分硬化するまで適切な温度環境下で養生する。 9.2.1.3 ひずみゲージの貼付 試験体A及びBのヤング率を求める場合は,試験体A及びBの試験部の中央位置の両面に位置するゲージ接着部を目粗し後,アセトンなどで表面の汚れを清拭・脱脂し,引張方向と平行に,ひずみゲージ用接着剤を用いてひずみゲージを接着する。ただし,偏心がかからない試験機(例えば,ユニバーサルチャック仕様)を用いる場合は,片面だけでよい。 なお,変位計で測定する場合は,ひずみゲージ同様に試験体A及びBの試験部の中央位置に引張方向と平行に取り付ける。 9.2.1.4 試験体幅の平行精度 CFRP帯板材から試験体A及びBを切り出す試験体幅の許容差は,100 mm当たり±1 mmとする。 9.2.2 試験機及びひずみゲージ 9.2.2.1 試験機 試験機は,JIS B 7721に適合するもので,試験体の最大引張荷重以上の載荷能力をもち,かつ,規定の載荷速度で載荷が可能なものでなければならない。ただし,剛性が高く,材軸方向裂け破壊が予測されるものについては,試験体の最大引張荷重の2倍以上の載荷能力とする。 9.2.2.2 ひずみゲージ ひずみゲージは,試験中において伸びの変化を追従し,10×10−6以上の精度で計測できるものでなければならない。 なお,最大変位量が大きい試験体は,変位計又は最大変位量の計測が可能な計測器を用いてもよい。09-11 JIS K7097
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