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JIS K8231
  • JIS K8231:2016 pdfダウンロード。過酸化ナトリウム(試薬) Sodium peroxide (Reagent) 1 適用範囲 この規格は,試薬として用いる過酸化ナトリウムについて規定する。 警告1 過酸化ナトリウムは,エタノール及びその他の可燃性物質に触れると発火し,水と反応し発熱する。また,有害なので,特に粉じんを吸入しないようにし,粘膜及び皮膚に付着しないように注意する。 警告2 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。この規格の利用者は,SDS(安全データシート),MSDS(化学物質等安全データシート:JIS Z 7250は,2012年に廃止され,JIS Z 7253に移行。 JIS Z 7250:2010に従ってよい猶予期間は2016年まで)などを参考にして各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 6353-3:1987,Reagents for chemical analysis−Part 3: Specifications−Second series R 91 Sodium peroxide(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS H 6202 化学分析用白金皿 JIS K 0050 化学分析方法通則 JIS K 0113 電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定方法通則 JIS K 0115 吸光光度分析通則 3 種類 種類は,特級とする。 4 性質 4.1 性状 過酸化ナトリウムは,うすい黄の粉末又は粒で吸湿性がある。水と激しく反応して,酸素を発生しながら発熱し,水酸化ナトリウム溶液となる。 4.2 定性方法 水200 mLに試料0.1 gを加えて溶かす。その10 mLに硫酸(1+5)1 mLを加えて酸性とした後,塩化チタン(III)溶液1) 1滴を加えると黄が現れる。 注1) 塩化チタン(III)溶液の調製は,体積比でJIS K 8401に規定する塩化チタン(III)溶液1に対して水10を加える。 5 品質 品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。
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