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JIS K8279
  • JIS K8279:2013 pdfダウンロード。キノリン(試薬)Quinoline (Reagent) 1 適用範囲 この規格は,試薬として用いるキノリンについて規定する。 警告 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。 この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。 この規格の利用者は,SDS(安全データシート),MSDS(化学物質等安全データシート : JIS Z7250‐2012年廃止,猶予期間2016年まで)などを参考にして各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。 なお,キノリンは,有害なので,蒸気の吸入,粘膜・皮膚への付着などを避ける。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS K 0050 化学分析方法通則 JIS K 0061 化学製品の密度及び比重測定方法 JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法 JIS K 0114 ガスクロマトグラフィー通則 JIS K 0117 赤外分光分析方法通則 JIS K 8001 試薬試験方法通則 JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬) JIS K 8180 塩酸(試薬) JIS K 8541 硝酸(試薬) JIS K 8550 硝酸銀(試薬) JIS K 8951 硫酸(試薬) 3 種類 種類は,特級とする。 4 性質 4.1 性状 キノリンは,無色から薄い黄色の透明な液体で,空気中で次第に着色する。エタノール及びジエチルエーテルに極めて溶けやすい。沸点は,約238 ℃である。 4.2 定性方法 試料の赤外吸収スペクトルをJIS K 0117に従って測定すると,波数3 056 cm-1,3 035 cm-1,1 620 cm-1,1 596 cm-1,1 570 cm-1,1 500 cm-1,1 313 cm-1,1 118 cm-1,805 cm-1,786 cm-1,738 cm-1及び479 cm-1付近に主な吸収ピークを認める。試料調製をJIS K 0117の5.4 a)(液膜法)によって行い,窓板に臭化カリウムを用いたときの赤外吸収スペクトルの例を図1に示す。 図1−赤外吸収スペクトルの例...
    09-19