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JIS K8519
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JIS K8519:2016 pdfダウンロード。しゅう酸二水和物(試薬) Oxalic acid dihydrate (Reagent) 1 適用範囲 この規格は,試薬として用いるしゅう酸二水和物について規定する。 警告1 しゅう酸二水和物は,劇物なので,吸い込んだり,目,皮膚及び衣類に触れないように注意する。 警告2 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。 この規格の利用者は,SDS(安全データシート),MSDS(化学物質等安全データシート:JIS Z 7250は2012年に廃止され,JIS Z 7253に移行。JIS Z 7250:2010に従ってよい猶予期間は2016年まで)などを参考にして各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 6353-2:1983,Reagents for chemical analysis−Part 2: Specifications−First series R 20 Oxalic acid dihydrate(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。 これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS K 0050 化学分析方法通則 JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法 JIS K 0113 電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定方法通則 3 種類 種類は,特級とする。 4 性質 4.1 性状 しゅう酸二水和物は,無色から白の結晶又は結晶性粉末で,水及びエタノール(99.5)に溶けやすく,ジエチルエーテルに溶けにくい。加熱すると,昇華する。 4.2 定性方法 定性方法は,次による。 a) 試料2 gに水20 mLを加えて溶かす(A液)。A液5 mLにアンモニア水(2+3)5 mL及び塩化カルシウム溶液(50 g/L)3 mLを加えると,白い沈殿が生じる。 b) 過マンガン酸カリウム溶液(30 g/L)10 mLにA液5 mL及び硫酸(1+5)5 mLを加えて加熱すると脱色する。 c) 試料の赤外吸収スペクトルをJIS K 0117に従って測定すると,波数3 431 cm-1,1 688 cm-1,1 255 cm-1,1 125 cm-1,724 cm-1及び596 cm-1付近に主な吸収ピークを認める。試料調製をJIS K 0117の5.2 b) (錠剤法)によって行い,調製に臭化カリウムを用いたときの赤外吸収スペクトルの例を図1に示す。09-13 JIS K8519
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