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JIS K8817
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JIS K8817:1992 pdfダウンロード。ふっ化水素アンモニウム(試薬) Ammonium hydrogen fluoride (Reagent) 1 適用範囲 この規格は,試薬として用いるふっ化水素アンモニウム1)について規定する。 注1) 別名:酸性ふっ化アンモニウム 警告 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。 この規格の利用者は,SDS(安全データシート),MSDS(化学物質等安全データシート:JIS Z 7250−2012年廃止,猶予期間2016年まで)などを参考にして各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。 ふっ化水素アンモニウムの性質の確認及び品質の試験において,試料に組成として含まれているふっ化水素が発生する可能性があるため,試料の取扱いには注意する必要がある。 主な取扱い上の注意として,下記のものがある。 ・ 試験に用いる容器などは,ポリエチレンなどの樹脂製のものを用いる。 ・ 必要に応じて,防護具(保護めがね,樹脂製手袋など)を着用する。 ・ 試料を取り扱う際には,局所排気装置の下又はドラフト内で行う。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS H 6202 化学分析用白金皿 JIS K 0050 化学分析方法通則 JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法 JIS K 0115 吸光光度分析通則 JIS K 0116 発光分光分析通則 JIS K 0121 原子吸光分析通則 JIS K 0970 ピストン式ピペット JIS K 1107 窒素 3 種類 種類は,特級とする。 4 性質 4.1 性状 ふっ化水素アンモニウムは,白い結晶性粉末で,水に極めて溶けやすく,エタノールに溶けにくい。水溶液は酸性であり,ガラスを腐食する。 4.2 定性方法 定性方法は,次による。 a) 試料1 gを白金皿にとり,水10 mlを加えて溶かす(A液)。A液5 mlに塩化カルシウム溶液(100 g/l)5 mlを加えると,白い沈殿が生じる。これに酢酸1 mlを加えても生成した沈殿は溶けない。 b) A液5 mlに水酸化ナトリウム溶液(300 g/l)5 mlを加えて加熱すると,アンモニアが発生する。 5 品質 品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。10-08 JIS K8817
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