Location: Home > JIS K8863
JIS K8863
  • JIS K8863:2007 pdfダウンロード。ほう酸(試薬) Boric acid (Reagent) 1 適用範囲 この規格は,試薬として用いるほう酸について規定する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 6353-3:1987,Reagents for chemical analysis−Part 3: Specifications−Second series (MOD) なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していることを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS K 0050 化学分析方法通則 JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法 JIS K 8001 試薬試験方法通則 JIS K 8102 エタノール(95)(試薬) JIS K 8180 塩酸(試薬) JIS K 8882 D(−)-マンニトール(試薬) JIS K 8891 メタノール(試薬) JIS R 3503 化学分析用ガラス器具 3 一般事項 試験及び検査方法の一般的な事項は,JIS K 8001による。 4 種類 種類は,特級とする。 5 性質 5.1 性状 ほう酸は,白い結晶又は結晶性の粉末で,水及びエタノールにやや溶けやすい。 5.2 定性方法 定性方法は,次による。 a) 試料1 gに水100 mlを加えて溶かす(A液)。A液10 mlに塩酸(2+1)1 mlを加え,クルクマ紙を浸して乾燥すると赤褐色が現れ,これにアンモニア水1滴を加えると暗い緑に変わる。 b) A液を用いてJIS K 8001の5.29(炎色試験)(3)(ほう素試験法)によると,緑が現れる。 6 品質 品質は,箇条7によって試験及び検査したとき,表1に適合しなければならない。 7 試験及び検査方法 7.1 試験及び検査方法の条件並びに結果 試験及び検査方法の環境は,JIS K 8001の3.7(試験操作など)(1)(試験の環境)による。湿度管理は,必要に応じて実施する。また,表1で規定する各品質項目の試験及び検査は,次の各試験及び検査方法によって行い,得られる測定値の計算方法及び規格値に対する判定は,JIS K 8001の3.5(測定値)による。 7.2 純度(H3BO3) 試料1.5 gを0.1...
    09-22