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JIS M8311
  • JIS M8311:1997 pdfダウンロード。チタン鉱石中のチタン定量方法 Method for determination of titanium in titanium ores 1. 適用範囲 この規格は,チタン鉱石中のチタン定量方法について規定する。 備考 この規格の引用規格を,次に示す。 JIS H 4040 アルミニウム及びアルミニウム合金の棒及び線 JIS K 8001 試薬試験方法通則 JIS M 8301 チタン鉱石の分析方法通則 2. 一般事項 分析に共通の一般事項は,JIS M 8301による。 3. 定量方法 チタンの定量方法は,アルミニウム還元鉄 (III) 滴定法による。この方法は,チタン含有率10% (m/m) 以上59% (m/m) 以下の試料に適用する。 4. アルミニウム還元鉄 (III) 滴定法 4.1 要旨 試料を融解剤で融解し,融成物を水及び硫酸で溶解する。塩酸を加えた後,アルミニウムを加えてチタンをチタン (III) に還元し,チオシアン酸カリウムを指示薬として鉄 (III) 標準溶液で滴定する。 4.2 試薬 試薬は,次による。 (1) 塩酸 (2) 硫酸 (1+1) (3) ほう酸 (4) 水酸化カリウム (5) 炭酸ナトリウム(無水) (6) 融解合剤A[炭酸ナトリウム(無水)1,過酸化ナトリウム2] (7) 融解合剤B(水酸化ナトリウム1,過酸化ナトリウム2) (8) 炭酸水素ナトリウム溶液(飽和,約110g/l) (9) アルミニウム JIS H 4040に規定する合金番号1200のアルミニウムの棒又は線を1個の質量が約1gとなるようにはかり取り,使用前に塩酸 (1+5) を用いてその表面を洗浄したもの。 (10) 過酸化水素水 (1+9) (11) 0.05mol/l鉄 (III) 標準溶液 調製及び標定は,次のいずれかによる。 (a) 塩化鉄 (III) 六水和物13.5gをはかり取り,ビーカーに移し入れ,塩酸 (1+10) 100mlを加え,加熱して溶解し,常温まで冷却した後,水を用いて1 000mlの全量フラスコに移し入れ,水で標線まで薄める。この溶液のファクターは,次の方法で求める。 この溶液から正確に25mlを還元装置の三角フラスコ (500ml) に分取し,以下4.5.2(2)の手順に従って操作した後,直ちに二酸化炭素を通じながら,硫酸マンガン混合溶液(1)25mlを加え,0.01mol/lマンガン酸カリウム標準溶液(2)を用いて滴定し,溶液が微紅色を呈した点を終点とする。次の式でファクターを求める。 って操作した後,直ちに二酸化炭素を通じながら,硫酸マンガン混合溶液(1)25mlを加え,0.01mol/lマンガン酸カリウム標準溶液(2)を用いて滴定し,溶液が微紅色を呈した点を終点とする。次の式でファクターを求める。
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