Location: Home > JIS M8707
JIS M8707
  • JIS M8707:2004 pdfダウンロード。鉄鉱石−品位変動評価実験方法 Iron ores−Experimental methods for evaluation of quality variation 1. 適用範囲 この規格は,取引に供する鉄鉱石について,対象とする工場での品位変動を評価する実験方法について規定する。 この規格では,異なった二つの方法を規定する。一つは,JIS M 8702に規定している層別サンプリング方法又は系統サンプリング方法によって採取し,交互試料を分析する方法である。もう一つは,個々のインクリメントを採取して分析し,バリオグラム方法によってデータを分析する方法である。 交互試料を用いる方法は作業量が少なくて済む利点がある。一方,バリオグラムによる方法は,品位変動とサンプリングの分散をよりよく推定できる。一般に,バリオグラムによる方法は,サンプリング作業の微調整に用いる。 備考1. 流量がほぼ一定のときは,実験は時間基準サンプリングで行ってもよい。 2. この規格の対応国際規格を,次に示す。 なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD(修正している),NEQ(同等でない)とする。 ISO 3084 : 1998, Iron ores−Experimental methods for evaluation of quality variation (IDT) 2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS M 8702 鉄鉱石−サンプリング及び試料調製方法 備考 ISO 3082 Iron ores−Sampling and sample preparation proceduresが,この規格と同等である。 JIS M 8700 鉄鉱石及び還元鉄−用語 備考 ISO 11323 Iron ore and direct reduced iron−Vocabularyが,この規格と同等である。 ISO 3085 Iron ores−Experimental methods for checking the precision of sampling , sample preparation and measurement 3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS M 8700によるほかは,次による。 3.1 交互試料 (Interleaved samples) 連続的に採取した一次インクリメントを,採取した順序に従い交互に二つの試料容器に入れてまとめた試料。 4. 一般条件 4.1 品位変動 鉄鉱石の品位変動又は不均質性の度合いは,標準偏差で表す。層内で採取したインクリメント間の品質特性の標準偏差はWσと表示し,交互試料間の分散で推定するか,又は個々のインクリメントを測定し,試料調製及び測定の分散を差し引いて補正したバリオグラムの近似直線の傾きと切片とから推定するのいずれかによる。いずれの場合にも,試料調製及び測定の分散の補正をする(5.6.2 備考2及び6.1参照)が,試料調製及び測定の分散は,品位変動を決定する実験のときに同時に測定することが重要である。 4.2...
    09-24