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JIS M8817
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JIS M8817:1984 pdfダウンロード。石炭類の形態別硫黄の定量方法 Methods for Determination of Forms of Sulfur in Coal 1. 適用範囲 この規格は,石炭類の形態別硫黄分析方法について規定する。この規格において形態別硫黄分析とは,全硫黄,硫酸塩硫黄,黄鉄鉱硫黄を定量し,併せて有機硫黄を算出することをいう。 引用規格,対応国際規格及び関連規格:9ページに示す。 2. 一般事項 2.1 試料 JIS M 8811(石炭類及びコークス類のサンプリング方法並びに全水分・湿分測定方法)の4.6に規定する気乾試料の調製方法により調製した気乾試料を用いる。 備考 気乾試料は密栓して保管すれば,少なくとも7日間ぐらいは水分がほとんど変化しないから,各成分の分析の際に,毎回気乾試料水分を定量する必要はない。 2.2 計量器 2.2.1 はかり及び分銅 質量をはかる場合には,JIS M 8810(石炭類及びコークス類のサンプリング,分析並びに測定方法の通則)の2.1に規定するはかり及び分銅を使用する。 2.2.2 量器 液体の体積をはかる場合には,JIS M 8810の2.2に規定する化学用体積計を使用する。 2.2.3 温度計 温度をはかる場合には,JIS M 8810の2.3に規定する温度計を使用する。 2.3 試薬及び水 各項目において,特に規定するもの以外は,JIS K 0050(化学分析方法通則)に規定するものを用いる。 2.4 分析結果の表し方 2.4.1 測定値のベース ベースの表し方は,次による。 (1) 分析結果は,全硫黄,硫酸塩硫黄,黄鉄鉱硫黄及び有機硫黄の4成分を無水ベースによって表示する。無水ベースに換算するための水分は,JIS M 8812(石炭類及びコークス類の工業分析方法)の3.2.7,3.3.8又は3.4.8の平均値(小数第2位)を用いる。 (2) 必要に応じて分析結果は,他のベースに換算して表示することもできる。この場合は換算したベースの略号を付記しなければならない。換算方法及び略号は,JIS M 8810の7.に規定する分析結果及び測定結果の表し方並びにJIS M 8810の8.に規定するベース換算方法による。 2.4.2 測定値及び報告値 表し方は,次による。 (1) 同一分析所において2回繰り返して行って得た個々の値を測定値という。これらの差が表2の許容差以内ならば,その平均値を求めて報告値とする。 (2) 測定値及び報告値は,JIS Z 8401(数値の丸め方)によって表1に示すけたに丸める。 3. 全硫黄の定量方法 全硫黄の定量は,エシュカ法又は燃焼容量法のいずれかの方法で行うものとし,その方法はJIS M 8813(石炭類及びコークス類の元素分析方法)の3.1に規定するエシュカ法又は3.2に規定する燃焼容量法による。ただし燃焼容量法による場合は,すべてJIS M 8813の3.2.8の備考に示す方法による塩素量の補正を行うこととする。10-16 JIS M8817
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