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JIS R1670
  • JIS R1670:2006 pdfダウンロード。ファインセラミックスのグレインサイズ測定方法 Testing method for grain size in microstructure of fine ceramics 1. 適用範囲 この規格は,ファインセラミックスのモノリシックな焼結体中のグレインサイズ測定方法について規定する。ただし,気孔率が10 %を超えるファインセラミックスは除く。 2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 7514 直定規 JIS R 1600 ファインセラミックス関連用語 JIS R 1633 ファインセラミックス及びファインセラミックス粉体用の走査型電子顕微鏡(SEM)観察のための試料調製方法 JIS S 6032 プラスチック製定規 JIS Z 8401 数値の丸め方 3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS R 1600によるほか,次による。 a) セラミックグレイン(1) 多結晶セラミックス微構造の個々の結晶。 注(1) 関連規格参照。 b) グレインサイズ(2) 顕微鏡又は走査電子顕微鏡(以下,SEMという。)によって観察切断面に現出したグレインの大きさ。 注(2) 関連規格参照。 c) 円相当径 現出したグレイン断面と等しい面積をもつ円の直径(図1参照)。 d) 長径 現出したグレインの最も長い方向における長さ(図1参照)。 e) 短径 上記d)の長径に垂直方向で最も長い部分の長さ(図1参照)。 4. 装置及び器具 4.1 定規 JIS B 7514に規定する直定規,JIS S 6032に規定するプラスチック製定規又はこれらと同等の精度をもつもの。 5. 試験試料 焼結体からJIS R 1633に従い試料調製を行い,試験試料とする。 6. 試験方法 6.1 顕微鏡断面写真又はSEM断面写真の撮影 試験試料の焼結体断面部分を、光学顕微鏡又はSEMを用いて撮影する。 6.2 円相当径及び長径・短径・アスペクト比の測定 撮影した顕微鏡断面写真又はSEM断面写真を用いて,以下のa)及びb)の手順によりグレインサイズを測定する。なお,断面写真からはみ出した部分のあるグレインは測定対象外とし,測定個数は100個以上とする。 a) 円相当径 現出したグレイン断面と等しい面積をもつ円の直径を測定する。 b) 長径・短径・アスペクト比 現出したグレインの長径及び短径の長さを定規で測定する。これらの値からアスペクト比を求める。いずれの場合も写真のスケール長さを測定し,換算してグレインサイズを求める。 7. 試験の結果 7.1 平均円相当径,平均長径及び平均短径 円相当径、長径及び短径の試験で得られた値を平均し,JIS Z 8401によって有効数字2けたに丸める。 7.2...
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