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JIS R1697
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JIS R1697:2015 pdfダウンロード。白色発光ダイオード用蛍光体の積分球を用いた 内部量子効率絶対測定方法 Absolute measurement of internal quantum efficiency of phosphors for white light emitting diodes using an integrating sphere 1 適用範囲 この規格は,白色発光ダイオードに用いられる近紫外から青色の光によって励起され可視光を発する蛍光体粉体を対象とする,積分球を用いた内部量子効率の絶対測定方法について規定する。 この規格は,緑色,だいだい(橙)色,ピンク色,赤紫色などの発光ダイオードに用いられる蛍光体にも適用できる。 注記1 この規格における白色発光ダイオードとは,近紫外から青色の光を発する発光ダイオードとそれらが発する光を吸収して可視光を放射する蛍光体とを備え,これらの光を混合して出力する光源である。 注記2 混合色が白色でない発光ダイオードに用いられる蛍光体も,混合色として白色を呈する材料となり得るため,この規格が適用できる。 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS K 0120 蛍光光度分析通則 JIS Z 8105 色に関する用語 JIS Z 8113 照明用語 JIS Z 8120 光学用語 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 0120,JIS Z 8105,JIS Z 8113及びJIS Z 8120によるほか,次による。 3.1 内部量子効率 蛍光体が吸収した励起光フォトン数に対する蛍光体から自由空間に放射された蛍光フォトン数の比率。蛍光量子収率と呼ぶこともある。 3.2 セル 試料,硫酸バリウムなどの白色粉体を充塡する容器。試料などを保持するための円筒状のくぼみを付け た平板形試料ホルダー,シャーレ,分光蛍光光度計で使用される角形セルなどの総称。 3.3 レファレンスセル 励起光スペクトルを測定する際に用いる,硫酸バリウム,アルミナなど,高い拡散反射率をもつ白色粉体を充塡したセル。 3.4 白色拡散板 励起光スペクトルを測定する際に用いる,硫酸バリウム,ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などの高い拡散反射率をもつ白色の板。 3.5 二次吸収 積分球に取り付けられた試料が,積分球内全方位から間接的に照射される励起光を吸収する現象。試料に照射された励起光が試料に吸収されずに散乱又は反射し,更に積分球内面で反射を繰り返しながら試料に再入射することによって起こる。 3.6 自己吸収 試料が発する蛍光の一部を試料自身が吸収する現象。 4 測定装置 4.1 装置構成 光源部,試料部,検出部,信号・データ処理部などで構成する。分光蛍光光度計に積分球を含む試料部を組み合わせた装置又は光源部と試料部にアレイ形分光検出器を組み合わせた装置が代表的なものである。 測定装置の代表的な構成例を,図1及び図2に示す。09-14 JIS R1697
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