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JIS T4206
  • JIS T4206:2018 pdfダウンロード。ガラス製体温計 Clinical glass thermometers with maximum device 1 適用範囲 この規格は,人の体温を測定するガラス製体温計(以下,体温計という。)について規定する。この規格は,次の機能及び構造をもつ体温計に適用できる。 a) 留点付きで感温液に水銀以外の液体金属が封入されているもの b) 温度の計量単位がセルシウス度(℃)のもの なお,計量法上の特定計量器である体温計は,附属書A及び附属書Bを適用する。 警告 この規格に基づいて試験を行う場合は,通常の実験室の作業に精通していることを前提とする。この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。 この規格の利用者は,各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置を取らなければならない。 注記 2020年12月31日までに製造・輸入される,感温液に水銀が封入されている体温計にはJIS T 4206:2014を適用することができる。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS C 1604 測温抵抗体 JIS Z 8103 計測用語 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8103によるほか,次による。 3.1 留点 温度が下降しても,毛細管内の感温液が計られた最高温度の位置に保たれるよう毛細管の一部を狭くした部分。 3.2 毛細管 封入された感温液が上昇又は下降する細い管。 3.3 感温液 温度に対応する膨張の度合いによって,毛細管中で温度を指示する体温計の球部に封入された液体。 3.4 液切れ 気泡などによって,毛細管内の感温液が切れて不連続になっている状態。 3.5 計量値 計量器の表示する物象の状態の量の値。 3.6 経年変化 同じ温度に対する体温計の計量値が,年月の経過とともに変化する状態。 3.7 器差 計量値から真実の値を減じた値。 3.8 目盛標識 計量値又はそれに関連する値を表示するための数字,点,線又はその他の記号。 3.9 目幅 二つの隣接する目盛標識の中心間の長さ。 3.10 目量 隣接する目盛標識のそれぞれが表す物象の状態の量(温度)の差。 3.11 排卵指示値,OV値(Ovulation index) 医療分野で使われる基礎体温の基本的な指標で35.5 ℃〜38 ℃を50等分(0〜50 ov)した値。 4 種類 体温計の種類は,構造及び用途によって分類し,表1及び表2による。
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