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JIS T6112
  • JIS T6112:1995 pdfダウンロード。歯科用水銀 Dental mercury 1. 適用範囲 この規格は,歯科用アマルガム用合金の練和に用いる水銀について規定する。 備考 この規格の引用規格及び対応国際規格を,次に示す。 引用規格 JIS R 3503 化学分析用ガラス器具 対応国際規格 ISO 1560 : 1985 Dental mercury 2. 品質 2.1 外観 水銀は,3.1によって試験したとき,油,水,その他の異物などで汚染されていてはならない。また,ろ過,振とう後の水銀の表面は,鏡面光沢をもち,空気中で容易に酸化膜を形成してはならない。 2.2 注入 水銀は,3.2によって試験したとき,自由に注入ができ,残さ(渣)があってはならない。ただし,振とう後の小滴は,残さとみなさない。 3. 試験 3.1 外観試験 外観試験は,原容器内面における汚染の有無を調べる。また,3.2によって,ろ過,振とうした水銀の表面を目視によって調べる。 3.2 注入試験 注入試験は,次のとおりとする。 (1) 水銀約15g (1ml) を量り,JIS R 3503に規定するガラスろ過板を使用してろ過する。また,ガラスろ過板は,2030 せ 必要な場合には,減圧ろ過しておく。 (2) 容量100mlの化学分析用ガラスフラスコをよく洗浄して,100℃で乾燥後,冷却する。 (3) (1)の方法でろ過した水銀を,(2)のガラスフラスコに入れて栓をし,5秒間よく振とうした後,別の容器に注入する。 4. 容器 水銀の容器は,気密であって,輸送に耐える十分な強さをもち,かつ,水銀によって侵食されない非金属性のものとする。 5. 製品の呼び方 製品の呼び方は,規格の名称による。 例 歯科用水銀 6. 表示 水銀の包装には,次の事項を表示しなければならない。 (1) 規格の名称 (2) 質量及び含量 (3) 製造業者名及び所在地 (4) 製造番号又は製造記号 (5) 他の法定表示事項 関連規格 JIS T 6109 歯科銀アマルガム用合金 医療安全用具部会 歯科材料専門委員会 構成表 氏名 所属 (委員会長) 長谷川 二 郎 愛知学院大学 淺 井 康 宏 東京歯科大学 平 澤 忠 鶴見大学 高 橋 重 雄 松本歯科大学...
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