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JIS X3017
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JIS X3017:2013 pdfダウンロード。プログラム言語Ruby Programming languages-Ruby 1 適用範囲 この規格は,プログラム言語Rubyの構文規則及び意味規則を規定し,その規格適合処理系,規格に厳密に適合するプログラム及び規格適合プログラムの要件を規定する。 この規格は,次の事項を規定しない。 − 規格適合処理系が評価するプログラムテキストの大きさ又は複雑さの限界。 − 規格適合処理系をサポートするために,データ処理システムが満たさなければならない最小要件。 − データ処理システム上でプログラムの実行を起動する方法。 − 構文の誤り,又は実行時に発生したエラーを報告する方法。 注記1 Rubyプログラムの実行とは,その《プログラム》(10.1参照)をRuby処理系で評価することである。 注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO/IEC 30170:2012,Information technology−Programming languages−Ruby(IDT) なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。 ISO/IEC 646:1991,Information technology−ISO 7-bit coded character set for information interchange 注記 対応日本工業規格:JIS X 0201:1997 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合(MOD) IEC 60559:1989,Binary floating-point arithmetic for microprocessor systems 注記 2011年に改正され,ISO/IEC/IEEE 60559:2011,Information technology−Microprocessor Systems −Floating-Point arithmeticが発行されている。 ISO/IEC 2382-1:1993,Information technology−Vocabulary−Part 1: Fundamental terms 注記 対応日本工業規格:JIS X 0001:1994 情報処理用語−基本用語(MOD) 3 規格適合性 Rubyの規格に厳密に適合するプログラムは,次の項目を満たさなければならない。 − この規格が規定する機能だけを使用しなければならない。 − いかなる未規定の動作又は処理系定義の動作に依存する出力も生成してはならない。 Rubyの規格適合処理系は,次の項目を満たさなければならない。 − 規格に厳密に適合するプログラムを,この規格の規定に従って評価しなければならない。 Rubyの規格適合処理系は,次のとおり実装してもよい。 − 規格に厳密に適合するプログラムの動作を変えない限りにおいて,この規格で規定した方法と異なる方法でプログラムを評価してもよい。ただし,そのプログラムが組込みクラス又は組込みモジュール(箇条15参照)の任意のメソッド又は定数を再定義した場合,そのプログラムの動作はこの規格で規定されたものと異なっていてもよい(注記2参照)。 − この規格で規定されていない構文規則をサポートしたり,この規格で規定していない機能を利用するプログラムを評価してもよい。 − 規格適合処理系は,処理系定義の動作並びにこの規格で規定されている以外の機能及び動作を適合性文書に記載しなければならない。 Rubyの規格適合プログラムは,Rubyのある規格適合処理系が評価することができるプログラムとする。 − 規格適合プログラムは,プログラムが期待する処理系定義の動作,並びにプログラム内で使用される,この規格で規定されている以外の機能及び期待する動作を適合性文書に記載しなければならない。 注記1 期待する動作を記載する代わりに,その期待する動作をサポートする規格適合処理系の名前を記載してもよい。 注記2 例えば,規格適合処理系は,組込みクラス又は組込みモジュールのメソッドの呼出しを最適化のために省略し,代わりにそのメソッドと同じ計算を行ってもよい。この場合,たとえ,プログラムがそのメソッドを再定義しても,再定義されたメソッドが呼び出せないため,そのプログラムの動作は変更できないこともある。09-19 JIS X3017
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