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JIS Z1641
  • JIS Z1641:2014 pdfダウンロード。鋼製ドラムのリユース及びリサイクル処理作業に おける要求事項 Requirements for steel drum reprocessing 1 適用範囲 この規格は,JIS Z 1600のドラムタイプD及びJIS Z 1601のドラムタイプCに規定するH級,M級及びLM級の鋼製ドラム(以下,ドラムという。)の,リユース及びリサイクル処理作業における要求事項について規定する。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS Z 1600 鋼製オープンヘッドドラム JIS Z 1601 鋼製タイトヘッドドラム 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 1600及びJIS Z 1601によるほか,次による。 3.1 原缶 内容物を取り出して空になったドラム。 3.2 リユース 原缶を再利用できる状態にすること。 3.3 リサイクル リユース不可能な原缶を再資源化するための準備をすること。 3.4 残さ物 原缶に残っている内容物。 3.5 洗浄加工 主としてタイトヘッドドラムにおいて,原缶内部の汚れを,洗浄液の噴射,ブラシかけなどによって除去すること。 3.6 焼き加工 オープンヘッドドラムにおいて,原缶を解体後,燃焼処理で内外部の汚れを除去すること。 4 原缶の受入 4.1 残さ物の量 受け入れる原缶の残さ物の量は,吸取り,原缶を逆さにするなどして,残さ物ができる限り残っていない状態でなければならない。 4.2 残さ物の安全性 残さ物の安全性については事前に提供された資料によって,その取扱方法を確認する。 注記 資料とは,安全データシート(SDS)又はこれに準じるものをいう。 4.3 残さ物の処分 原缶の受入れ後に回収した残さ物の処分は,産業廃棄物処理業者に委託し,当該マニフェストを管理,保管する。 4.4 原缶の受入記録 原缶の受入時には,日付,数量,入荷先などの入荷明細を記録する。 5 原缶の運搬 原缶の運搬は,荷崩れの防止,落下の防止,残さ物の漏れ防止などの周辺環境への安全措置を講じなければならない。 6 原缶の保管 原缶の保管は,散乱,さび(錆),腐食などによる残さ物の漏えい(洩)を防ぐ処置を講じなければならない。 7 リユース 7.1 原缶の管理 リユースに用いる原缶は,作業区分並びにH級,M級及びLM級の種別ごとに選別して管理する。 7.2 原缶の外観・形状 リユースに用いる原缶の外観・形状は,次による。 a) チャイムが健全である(チャイムの機能が損なわれるような損傷がない。)。 b) 天地板に著しい打痕(凹凸)がない。 c) 口金フランジにゆが(歪)み及び緩みがない。 d) 胴体部分に著しい打痕(凹凸),亀裂,穴,深さびなどがない。 e) その他,リユースのための加工処理に支障を来す著しい損傷がない。
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