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JIS Z4573:2016 pdfダウンロード。三酢酸セルロース線量計測システムの使用方法 Practice for use of a cellulose triacetate dosimetry system 1 適用範囲 1.1 この規格は,三酢酸セルロース(以下,CTAという。)線量計測システムによって,光子又は電子で照射された物質の吸収線量を水吸収線量として測定するための方法について規定する。CTA線量計測システムは,ISO/ASTM 52628に規定するルーチン線量計測システムに分類される。 1.2 CTA線量計は,ISO/ASTM 52628に規定するタイプII線量計に分類される。タイプII線量計とは,その応答に対する影響量の複雑な効果に基づいた線量計である。 1.3 この規格は,放射線加工において適切な線量計測を実行するための推奨事項を規定する規格の一つであり,CTA線量計測システムにおけるISO/ASTM 52628の要求事項に適合する方法について規定する。このCTA線量計測システムの使用に当たっては,ISO/ASTM 52628も参考にする。 1.4 この規格の使用範囲は,次のとおりとする。 1.4.1 吸収線量範囲は,1×104 Gy 〜3×105 Gyとする。 1.4.2 吸収線量率範囲は,3 Gy・s−1 〜4×1010 Gy・s−1とする。 1.4.3 光子エネルギー範囲は,0.1 MeV 〜50 MeVとする。 1.4.4 電子エネルギー範囲は,0.2 MeV 〜50 MeVとする。 1.5 この規格では,CTA線量計測システムの使用に係る安全性については規定していない。適切な安全及び健康に対する基準を確立し,かつ,使用に先立ち,法的規制への適合性を決定することは,この規格の利用者の責任である。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO/ASTM 51650:2013,Practice for use of a cellulose triacetate dosimetry system(IDT) なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 ISO/ASTM 51261,Practice for calibration of routine dosimetry systems for radiation processing ISO/ASTM 51707,Guide for estimation of measurement uncertainty in dosimetry for radiation processing 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 3.1 定義 3.1.1 吸収線量分布評価(absorbed-dose mapping) 照射された製品内の吸収線量を測定した,1次元,2次元又は3次元吸収線量分布図,すなわち,吸収線量値のマップを作成すること。 注記 適切な長さに切ったCTA線量計を用いれば,深度線量分布のような高分解能線量分布測定を行うことも可能である。...09-13 JIS Z4573
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